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茨城空港発ミャンマー線 来月7日就航

記事の概要

2月7日から茨城空港とミャンマーとの間でチャーター便が運行される。

県とミャンマー国際航空は昨年8月、茨城空港とミャンマー最大都市のヤンゴンを結ぶ直行便就航の覚書を調印。昨年内に週3往復で運航を始め、3カ月間の実績で定期便化も検討するとしていた。ところが、実際の運航計画は旅行会社が主催のツアーの5回だけとなった。

旅行会社によると、ツアー料金が20万円前後と近隣諸国と比べて高額なことやなじみが薄い国であるため、予約はまだまだ余裕があるという。

元の記事を読む→ 【2014年01月25日:産経新聞

週3便のはずが合わせて5便 (ToT)

ミャンマー好きの僕としてはショックなニュースです。茨城空港みたいな条件の悪いところに週3往復飛ばすなんて、ミャンマー政府としてもかなり期待を込めていたのでしょう。それが蓋を開けたら週3回どころか合計5回だけ。さぞかしガッカリしてらっしゃることかと。

元記事の中で料金が高い、馴染みの薄い国とあります。ただ、これについて言わせていただきますと、20万円の価値は間違いなくあります。ミャンマー観光といえばやはりバガンのバゴダでしょうが、それだけ出しても見に行く価値があります。

そしてそれ以上に申し上げたいのは、安くなった頃にはすでに見に行く価値はなくなっているということです。なぜ安くなるのか?それは多くの人が見に行くようになるからです。数の経済が働いて様々なコストが下がり、またメジャーになると旅行業者やホテルなどの間で競争が働き、旅行代金が安くなるわけです。

つまり安くなった頃には現地は観光客だらけになっており、地元住民も変に観光客慣れしてしまい、観光地としての魅力のかけらもない場所に成り下がってしまうのです。だからミャンマーに限ったことではありませんが、観光地の本当の価値を味わうならば、まだマイナーで旅行代金が高いうちに行くべきなんです。いや、マジで。

ミャンマー行くなら今がラストチャンス!

それから、馴染みの薄い国とのことですが、それは一般的な日本人にとって馴染みが薄いだけです。東南アジアではもちろんメジャーな国ですし、旅が好きであちこち行った人にとってはそろそろ行ってみるかと目星をつける国です。

それゆえ、近年ミャンマーを訪れる観光客は急増しています。

年度観光客数
201180万
2012106万
2013180万

2012年は前年比30%アップで100万人突破、昨年は見込みですが前年比70%アップです。(出典:ミャンマーニュース

日本からの観光客も急増中で、2012年1~7月は11,893人で、前年同期の5,808人から倍増しています。(出典:大和総研

これに伴いミャンマーへのアクセスも向上しております。下の地図で青が首都のヤンゴン、赤はヤンゴンから直行便がある都市です。東南アジアを中心にけっこうな数の都市とつながっています。なかでもバンコクとの間には1日に30往復近く就航しているのです!

特に注目したいのは、シュムリアップ、チェンナイ、プーケットとの間に直行便がある点です。シュムリアップを見てからミャンマーとか、ミャンマーでパゴダを見てからプーケットとか、アジアツアーの周遊地に組み込まれていると考えるべきでしょう。

民主化が進むミャンマーですので、欧米を中心にこれから観光客が間違いなく激増するはずです。そうなると必ずありがちな陳腐な観光地に成り下がります。行くならそうなる前、まさに今です!